鳶工事ではさまざまな作業を行いますが、中でも代表的なのが足場工事です。
4階までの建造物の新築工事・改修工事・解体工事などで必要になる足場（仮設足場）を組み立てる『足場仮設』と組み立てに付随する建設業務全般を行います。
ほとんどの建築現場において仮設足場が必要になるため、各種工事の中でも最も重要な工事と言えます。
架設の他にも建設機材や資材の運搬・搬入、仮設足場の解体など、鳶職人が携わる工程は多岐にわたります。
足場工事の他にも、軽量鉄骨や重量鉄骨などの資材を用いて、建造物の骨組みを作る仕事もあります。
工事の規模が大きくなるほど、人間の力では運ぶことが難しい資材も扱うので、クレーンなどを利用して業務を進めることもあります。
重量のあるものを寸分の狂いもないように組み立てていくには高度な技術が必要となり、足場工事よりも難易度は高くなります。
重機の操縦ができる人であれば即戦力として活躍できるでしょう。

内装解体はその名の通り、内装部分の解体・撤去をして原状回復させる工事のことです。
入居時と同じ状態に戻すことを目的としているため、マンションやアパート以外にも店舗やオフィスなどのテナントでも行われるケースがあります。
弊社では一般家庭のお風呂やトイレ、キッチンなど自宅の一部をリフォームするための解体作業をメインに行っています。
また、内装解体工事の中には「スケルトン工事」と言われるものもあります。
スケルトンは建造物の骨組みを表しており、天井や壁の他、電気配線や配管などの設備も入居時の状態に戻します。
構造物以外のもの全てを解体してしまうため、鉄筋コンクリートのビルはコンクリート打ちっぱなしの状態になります。